室内の暖かい空気を供給する小型温室をベランダにDIYするも保温性がイマイチ

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↑B


2017.01.15

室内の暖かい空気を供給する小型温室をベランダにDIYするも保温性がイマイチ

いちご農家している実家の両親にイチゴの苗もらったのですが、冬の間に実をつけさせたいなら気温が8℃を下回らないようにしないと休眠状態になっちゃうよと言われました。室内では日照足りないし、屋外は氷点下に余裕で下がるので、ベランダの端にある使われていないスペースをミニ温室にすることにしました。↓完成図


↓設置するベランダ部分ぴったりの形にホームセンターで買ってきた角材でフレーム作っていきます。角材は24mm×24mm×1.8m、パイン材で1本400円、全部で2000円ほどです。

↓完成。この構造のままでは横からの力に弱いので、この後、斜め材を少し入れました。ただ、ベランダの角にぴったりハマるので強度はそこまで必要ありません。


↓ホームセンターで買ってきた農業用ビニール。135cm×5mで1400円ぐらい。


↓作製した木のフレームをビニールシートで覆い、いちごの苗を入れたところ。
ビニールシートを木材に固定する方法が少し困りました。最初は、ビニールシートを「コ」の字の金属金具で角材に打ち付けて固定したのですが、これだと、風の強い日に固定した部分(ビニールシートに穴が空いた部分)から裂かれて破れることが発覚。現在は写真のように、板で挟み込んで100円ショップで売っているバイス(?)で固定しています。これで風で破れることも無くなりました。ただし、バイスは金属製なので、こういった屋外では錆びて直ぐに悲惨なことになりそうです。そのうち、3Dプリンターででも代替品作って交換しようかと思います。


↓この温室設置部分は何か活用することを考えて、エアコンの室外機を接続する用に設置してあるような直径6cmの穴が開けてあります。これを使います。(※この穴のサイズを直系10cmにしておけば市販のダクトファンとかあるので、もっと簡単だったのですが、建築当初は知識不足で、エアコンの穴サイズでいいよーと依頼してました)、外側にはホームセンターで売っていたプラスチックの太いジャバラホース(配線用?)を接続します。見えない部分なので適当にガムテープで止めます。ジャバラホースは700円ぐらいでした。


↓室内側の穴にはデスクトップパソコン用のブラシレス12cmファンを設置し、室内の空気を送り出すようにします。とりあえずファンをプラタンシートに固定し置いただけです。



●結果
保温性がイマイチです。昨日は午後7時の段階で室外の気温が2℃。温室の中は5℃までしか上がりませんでした。外気温+3℃の性能しか無いことになります。サーモグラフィーで室内の空気が送り込まれている、温室内のジャバラホースの温度を観察したのが下記になります。


ダクトの先端が12℃になっており、ジャバラホースの先端に到達する段階でかなり温度が下がっていることが分かります。力不足ですね。解決策としては

  • (1)もっと多くの空気を送り出す・・・・・設置した12cmファンは静音だけが取り柄の非力の低回転数nものです。もっと強力なファンに変更することを考えます。また、ダクトの前に立てかけているだけですので、きちんと密閉して送り出す圧をあげることで流量が増えるはずです。
  • (2)温室の気密性を上げる。温室はビニールを巻き付けていますが、中で作業することもあるので、下からめくれるような構造です。真下はビニールすらありません。上部には外気と通じる穴は無いはずですが、もっと下部の気密性を上げることでもっと温度が上がるかもしれません。

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 Keyword:サーモグラフィー/39



コメント

いいっすね!=7
001 [01.15 17:39]hoge:なんとなく感覚だけど、12度の排気暖気を使って温室全体を8度キープすることは、厳しそうな予感。温室全体は諦めて、苗自体をピッタリサイズのポリ袋で覆って、排気暖気を直接ポリ袋に送り込んだら?
002 [01.15 20:43]ん?:下の部分を断熱材で覆うとか、ダクトの先端を伸ばして苗に隣接させるとかかな。 (1)
003 [01.15 20:45]ん?:ダクトの先にホースをつけて、そのホースを苗の周囲に回すとか。
004 [01.15 21:38]ふぇちゅいんさんふぁん(ゆるりゆラリー)★67:茎や葉っぱ部分だけじゃなく、根っこも8℃以上にする必要があるのでは? むしろ、根っこから吸収した水分が全体にいきわたるのだから、鉢(土)を8℃以上に保てば茎や葉っぱ部分は温める必要はないのではないだろうか? もしそうなら、ハウス内全体の気温を維持するより鉢だけを温める方が省エネだし、大発見かも。
005 [01.15 21:52]ななしさそ★39:とりあえず、換気口以外は完全密閉、これがデフォです。可能ならビニールを二重被覆(空気層付)にすれば驚異的な断熱性能(冬の北海道で暖房すれば住める程度)にはなります。あと、温度センサー連動の吸換気口も作っておいた方が、お日様での強烈な加熱に耐えられるようになります。
006 [01.15 22:11]Ae:厚みのあるガラス温室でも夜間は寒冷紗や発泡スチロールで断熱がデフォ。故郷へ大雪の見舞いがてら聞いてみては? (1)
007 [01.16 01:58]りうかver八戸人★1@Au:骨格をすっぽり覆うというか、ビニール袋の中に骨格を入れるような構造に。ビニール接合は両面テープで立体成型に。さらに2重構造にして断熱効果UP、太陽光当たるなら棚面は黒に塗装で熱吸収UP。保温には空気よりも熱量多い水を利用。水槽からの循環でなんとか熱供給。可能であれば水槽水とは別の循環系に仕立てて事故発生時のリスク軽減。 (1)
008 [01.16 08:39]...@Iij:気密性を上げたら上げたで今度はファンからの暖気が入っていかなそう。 (1)
009 [01.16 09:51]のむ@Plala:ビニールをハウス用の保温性二重構造のにするといいよ。
010 [01.16 10:27](`・ω・´)@Biglobe:ふぇチュインのどいひぃ?DIY始まるよ!!わーい。


011 [01.16 10:33](`・ω・´)@Biglobe:100均の銀色の断熱シートを買ってきなさい。透過部は、プチプチ(エアーパッキン)。プチプチ潰しやりたくなるけど、やったらあかんぞぉ?
012 [01.16 10:40](`・ω・´)@Biglobe:苗自体が小さいなら、苺パックのような素材の物がオマエが大好きなコーマンwに売っていると思うからそれで苗自体で覆う。そして、そこに暖気が入る構造にすれば空間が小さいので熱効率がいい。言うまでも無いが二重ハウス構造となるので今よりも保温性は高い。o(^-^)o 続どぃひぃ?DIY楽しみやね?w
013 [01.16 10:55]t@Opera:レンガを二重に敷いて蓄熱材にするとか、、。断熱だけの木造住宅は寒いです。内装にレンガがあると蓄熱になるような、、。温室にもレンガのペチカか、、なんちゃって。
014 [01.16 11:00]ぬるぽ:木の枠は、透明ではなく、黄色いビニールで覆うとか…冬の太陽光をそのままだとエネルギーが足りないような…
015 [01.16 11:04]楽しみに読んでる一人@Itcom:他の方も述べていますが、蓄熱のために水を利用。ペットボトルに水を入れたものを置いておくと、夜間の気温低下を若干防げます。あと、放射熱を防ぐため、夜分は黒マルチなどで覆ってください。
016 [01.16 11:56]下が空いてるのは:問題外だと思うよ。全体を密閉するのは最低限必要。下面くらいは木材とか熱伝導少ない素材を敷いて太陽光からの蓄熱や輻射も考慮した方が良い。室内空気の流れは過信しない方が。
017 [01.16 19:31](`・ω・´)@Biglobe:結果から言うと、苺は買って喰ったほう安いって事で良い?w
018 [01.16 20:00]いっそ@Asahi-Net:ソーラーパネルとLEDで屋内栽培。
019 [01.17 00:26]@InfoWeb:>>017 値段じゃなくて品種の問題だからねぇ。苗をもらったと書いてあるでしょw 個人的には湯たんぽ方式との合わせ技が良いかなと思ったり。
020 [01.17 09:38]@Biglobe:その品種の苺を買って喰えばよくねぇ

021 [01.17 17:03]ベランダを@Asahi-Net:丸ごとサンルーム化した方が...。

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