水槽をサイフォン式オーバーフロー水槽に改造した

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2012.05.20

水槽をサイフォン式オーバーフロー水槽に改造した

今、気がついたが海水水槽を始めて3年経過したっぽい。

 うちの海水水槽(マニアは「マリンタンク」と呼ぶらしい)は水槽内の水中ポンプを動力に密閉系の外部濾過層に水を循環させて水質を維持していましたが、今回、オーバーフロー型に変更しました。しかも、高価なオーバーフロー型水槽や、マメオーバーフローは買えませんので「サイフォン式オーバーフロー」にし、停電時に自動で再始動出来るように「オートスタート機構」も備えた方式にしました。
どうにか安定動作したので、後人のためにここにやり方を紹介。手間はかかりましたが費用は5000円以下で実現しています。

●目的・特徴

  • メインの水槽から、ポンプ、プロテインスキマー、ヒーターなどを排除する。
  • 物理濾過用のフィルターをこまめに交換、洗浄出来るようにする。
  • 水面に出現する油膜状の藻をエア無しで排除
  • メイン水槽→サブ水槽。サブ水槽→メイン水槽。どちらかの送水に問題がおきても水があふれないように。
↓メイン水槽の様子(1の部分にあった水中ポンプが無くなり、2の部分に水の取り入れ口が設置されています。その他、プロテインスキマーとヒーターが無くなり広くなりました。)


↓下部サブ水槽の様子(サブ水槽はホームセンターで1000円とかで売っている30cm水槽です。水槽の左側はクーラーです。普段はこの部分はプラタンシートで覆われており見えません。)。


↓現在の配管設計図(オーバーフロー部分)

試行錯誤の結果、このような配管になりました。配管はすべて、塩ビパイプと水槽用の16mmチューブ(エーハイム)、エア用のシリコンチューブです。
 水槽から水を落とす配管は入り口部分だけVP25サイズで、すぐにVP13サイズに小さくし、そのまま下の水槽まで送液されています。(VP13塩ビパイプには16mmチューブを挿入可能ですので途中からチューブを使用)。他のサイトではもっと太いパイプを使っていますが、きちんと動作させればVP13パイプでも十分な排水量を確保可能です。この設計図で最も重要なのは排水パイプの途中に調節バルブを設置することです。これが無くても動作に問題はありませんが、水の取り入れ口から空気が入るため非常にうるさいです。調節バルブを設置して、メイン水槽の水があふれる前に、メイン水槽に戻される水量以上の水を排出してくれる。かつ、空気を巻き込まない程度しか排出しない。ように調整してやればほぼ無音で動作可能です。

↓メイン水槽からの水取り入れ口です。取り入れ口はVP25→VP13サイズ変更ソケットを使用しています。写真では見にくいですが、水取り入れ口にはメッシュ状の網がかぶせられており、魚やエビが吸い込まれないようになっています。水槽から出た後のパイプはVP13の塩ビパイプで構成しています。一つ前の設計図を見てもらった方が分かりやすいですが、サイフォン構造が妙に曲がりくねっています。これは他のサイトを参考にした構造です。コンセントを抜いたり、停電したりしてサイフォンによる水排出が止まった後に、自動で排水を再始動させるため、途中に水が溜まる部分。一番最初にその部分に水を入れるための部分です。他のサイトの例ではサイフォンの水取り入れ口が水槽の下の部分にあるものがほとんどでしたが、(1)水面の油膜藻を除去する。(2)停電時に早々に排水を停止させる。ために水面ぎりぎりから排水するように設計しています。


↓水槽から配管が出た直後、サイフォンの仕組みにより水が流れる部分です。見にくいですが、VP13パイプの途中にエア用のシリコンチューブがつながれています。この部分の作り方はVP13チューブにはんだごてで穴を開け、溶けているうちにシリコンチューブの継ぎ手(ポリプロピレン製)を挿入します。後は挿入部分の隙間をはんだごてで念入りに溶かして接着すれば水漏れはしません。このシリコンチューブは後述するサブ水槽設置のアスピレーターに接続されており、常時吸引されています。始動時はエアを、安定動作時は一部の水がシリコンチューブをつたって下の水槽に送られていきます。


↓サブ水槽アップです。一番右に物理ろ過層としてナイロンメッシュが詰め込んであります。左側には水中ポンプとヒーター、プロテインスキマー、そして、生物濾過のための器材と、余ったサンゴ枝くずなどが入ってます。左側の中心部分にアスピレーターが見えます。


↓アスピレーター部分アップ。他のサイトでは自作されている人もいましたが、「少ない水量で十分な吸引能力」が実現出来なかったので市販品を使用しています。写真の左上に、この水槽唯一の動力(水中ポンプ)が見えますが、ここから押し出された水が2つに分けられ、片方はメイン水槽に戻され、もう片方は吸引のための動力としてアスピレーターに供給されています。


安定動作していていますが、今後いじる点としては
  • アスピレーターから無駄に噴出している水の有効活用(上の水槽に戻すor水換えの時に使用できるように配管する)。
  • 一応、メイン水槽、サブ水槽の水位と水中ポンプの位置を調整して水があふれないようにしていますが、二十の安全のためにもう一工夫。
  • 自動えさやり機から出てきたエサが、食べられないままサイフォンに吸い込まれていくのを改善。
を考えています。
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コメント

いいっすね!
001 [05.21 01:24]匿名@Ucom:熱帯魚の美しさより、水槽周りの汚さの方に目が行って、これを部屋に置くのは本末転倒じゃないかと思うのですが、、、理解のある奥さんだ。
002 [05.21 01:28]匿名@Ucom:ああ、普段は見えないのですか…。
003 [05.21 03:23]あう@So-net:自然界の浄化能力の素晴らしさを再認識するね、設備の複雑さを見るにつけ
004 [05.21 05:59]@Dti:実にめんどくさい 金魚は楽だぞ?
005 [05.21 09:07]グリーンヒル@So-net:サイホンが切れた時が怖い水漏れは怖いからね。
006 [05.21 12:33]匿名希望@So-net:うちのはもっと汚れてるwww 水槽はあっという間に汚れるからな?。
007 [05.21 19:51]りうかver八戸人★1:せっかくのオーバーフローなんだから、S水槽じゃなくもっとろ過水槽の容量を稼いでもいい気がする。
008 [05.21 19:52]@Dti:管理人さんに絵心が無いのは分かった
009 [05.21 20:56]ふぇちゅいん(空境界DVD借りた) TW★42:>>007 リビングのインテリアを乱すと、メイン水槽そのものの設置許可も危うくなるのでw。 >>008 おうよ! >>005 そのためのAUTOスタートと水位調整、上下水槽の大きさ、サイフォンの設置位置です!。
010 [05.21 22:10]匿名さん:サイホンの入り口に網とかしていないみたいだけど、お魚さん吸い込んだりしないんですか?


011 [05.21 23:36]うえ@Opera:水槽台の足、錆びてないか?
012 [05.22 18:00]ふぇちゅいん(空境界DVD借りた) TW★42:>>010 ステンレスの網がかぶさってますよ。
013 [05.29 13:13]こね@So-net:これだと下に溜まるンコとかどうなるんだろ? アスピレータの無駄水をホースで水槽下層に引っ張るとか、どうでっしゃろ?
014 [12.15 13:05]あき:まねして同じように作りましたが始動及び呼び水はどうしたら流れますか?
015 [01.07 10:20]ふぇちゅいん(新年) TW★45:>>014 本当に一番最初は、図右側のU字部分に水が入っている必要がありますが、2回目以降はU字部分の水が圧の逃さないように保ってくれるのでアスピレーターによる吸引で自動で動き出しますよ。
016 [01.07 10:21]ふぇちゅいん(新年) TW★45:うまく動いてはいるんですが、現在はたまに「ゴボゴボ」と鳴る水の音を鳴らなくするために試行錯誤中。

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