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2017.11.20
1年間酷使したモバイルバッテリーがどれぐらいヘタっているか測定してみた
1年間、ポケモンGOで死ぬほど酷使した(恐らく300回ぐらい充電した)モバイルバッテリーがどれぐらいヘタっているかをRaspberry Piで電流、電圧測定して調べてみました。
↑放電測定中。モバイルバッテリーにつないでいる負荷としては、交換した3Dプリンターのヒートベッド+冷却ファンを使っていますw。
今回調べたモバイルバッテリーは↓カタログスペックで5200mAhとのこと。
↓Raspberry Piに接続したI2C接続の電流、電圧測定ユニットは↓
↓バッテリーからの状態からこのAC-USB充電器で充電しました。この充電器差し込み口が2つあり、合わせて2Aって書いてありますけど、なんか全然パワーがなくて変だなーと思っていたら、衝撃の事実が。
↓結果
なんと出力0.3Aほどしか出てません。結局充電し終わるまでに17時間を要しました。測定は10秒に1回行っています。流れた電流を積算すると合計で5056mAh。カタログ値が5200mAhですので少し減っているぐらい?
↓次に3Dプリンターのヒートベッドにつないでみました。
安定して1A程度を出力して3時間もたずに放電終了。何か最初の40分の電圧が低めで動きがアヤシイです。4.2Vまで低下している時があります。その後も4.5Vぐらいの出力。このジグザクの細かい電圧変動は何なんでしょうか?内部に最大電流を制限する回路が入っているでしょうからその関係?合計放電容量は2929mAhでした。カタログ容量の56%しかありません。買ったばっかりの時に測定していないので最初はきちんと100%あったかどうか不明です。
↓次に先日購入したAnkerの最大出力8A(4ポート)のAC-USB充電器につないでみました。
↓結果
こちらは充電時1200mAhぐらい入っています。4時間ほどで充電終了。充電に使用した合計電流は4523mAhでした。ゆっくり充電した時よりも少し少なめです。この後、放電させてませんが、ゆっくり充電した時よりも放電量が少ないのかな?
面白いことに充電完了後も放置していたら、放電した分を継ぎだしているのか2時間おきぐらいにちょっとだけ充電しているのが記録されています。
この測定面白いな。クソ安いバッテリーとかを片っ端から購入して測定してみようかw
Category:#パソコン本体 #パソコン周辺機器
コメント
いいっすね!=16
001 [11.20 18:31]ふぇちゅいんさんふぁん(ゆるりゆラリー)★71:買ったばっかりの時に測定していないので最初はきちんと100%あったかどうか不明です。 > つまり、初めから半分の性能しかなかったとしたら、全然劣化していない。やったね! ↑(4)
002 [11.21 09:58]KT@OCN:この計測はたいへん興味深いです。 ↑(2)
003 [11.21 10:21]hage@Au:リチウムイオン電池は、元々充電で入力した分を100%出力できるものではなく70%もあればいい方。新品時はもうちょっとは良かったかもしれません。粗悪品だと、元からカタログ容量の半分くらいしか放電しません。 ↑(2)
004 [11.21 11:06]ぬるぽ:バッテリーだけだと、放電するにしたがって、際限なく電圧が下がっていくので、スマホの充電が追いつくように、モバイルバッテリーの回路の中に電圧を上げる回路が入っているのかも…で、出力の電圧と電流が一定を維持できなくなったらモバイルバッテリーの回路の電源を落とすと。 ↑(1)
005 [11.21 19:56](★1@Biglobe:AUKEYのバッテリー20回位で壊れた。 ↑(1)
→カテゴリー:#パソコン本体 #パソコン周辺機器(記事数:577)
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